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PostgreSQLでデータを検索していると、「NULLを判定したい」という場面に遭遇することがあります。
例えば、次のようなケースです。
- 未入力データを取得したい
- 未処理のレコードを抽出したい
- NULLが入っているデータを確認したい
しかしSQL初心者の方は、次のようなクエリを書いてしまいがちです。
SELECT *
FROM users
WHERE email = NULL;実はこの書き方では、NULLを判定することができません。
PostgreSQLでは、NULLを判定するために
通常の比較演算子(= や <>)ではなく、専用の構文を使用する必要があります。
この記事では、PostgreSQLでのNULL判定について以下を解説します。
- NULL判定の基本(IS NULL / IS NOT NULL)
- よくあるミス
- 実務でよく使うNULLの扱い方
PostgreSQLを使い始めた方や、SQLの理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。
結論 PostgreSQLのNULL判定は「IS NULL」を使う
PostgreSQLでNULLを判定する場合は、IS NULL を使用します。
例えば、emailがNULLのレコードを取得する場合は次のように書きます。
SELECT *
FROM users
WHERE email IS NULL;このクエリは、
- emailが設定されていない
- emailが未入力
といったレコードを取得できます。
SQLでは、NULLは「値が存在しない状態」を意味します。
そのため、通常の比較演算子では判定できない仕様になっています。
この点はSQL初心者がよくつまずくポイントなので、まずは
NULLは「IS NULL」で判定すると覚えておきましょう。
PostgreSQLでNULLを判定する基本
ここでは、PostgreSQLでNULLを判定する基本構文を紹介します。
IS NULL(NULLの行を取得)
特定のカラムがNULLのレコードを取得する場合は、IS NULLを使用します。
例として、emailがNULLのユーザーを取得するクエリを見てみましょう。
SELECT *
FROM users
WHERE email IS NULL;このクエリでは、emailカラムに値が入っていないレコードのみが取得されます。
IS NULLは次のようなケースでよく使われます。
- 未登録データの抽出
- 未処理レコードの取得
- 入力漏れデータの確認
実務では「未設定」「未完了」などの状態を管理するために、
NULL判定を使う場面は非常に多くあります。
IS NOT NULL(NULL以外)
NULL以外のレコードを取得したい場合は、IS NOT NULLを使用します。
SELECT *
FROM users
WHERE email IS NOT NULL;このクエリは、emailが設定されているユーザーのみを取得します。
IS NOT NULLは、次のような場面でよく使用されます。
- データが入力されているレコードの取得
- 有効データの抽出
- NULLを除外した検索
例えば、メールアドレスが登録されているユーザーに対して
メール配信を行う場合などに利用されます。
PostgreSQLでよくあるNULL判定ミス
NULL判定で最も多いミスは、比較演算子を使ってしまうことです。
「=NULL」は使えない
次のようなSQLを書いた経験がある方も多いのではないでしょうか?
SELECT *
FROM users
WHERE email = NULL;しかし、このクエリは期待通りに動作しません。
実行しても、結果は0件になります。
その理由は、NULLの性質にあります。
NULLは「値が存在しない状態」を表しているため、
SQLでは次のような比較が成立しません。
NULL = NULL
NULL <> NULLつまり、NULLは何とも比較できない特殊な値なのです。
そのため、NULLを判定する場合は、比較演算子ではなく、専用の構文を使う必要があります。
WHERE email IS NULLこの書き方が正しい方法になります。
PostgreSQLのNULL判定応用
ここでは、実務でもよく使われるNULLの扱い方を紹介します。
COALESCEでNULLを置き換える
NULLを別の値に置き換えたい場合は、COALESCE関数を使用します。
SELECT COALESCE(email,'未登録')
FROM users;このクエリでは、
- emailがNULL → 「未登録」を表示
- emailがNULLでない → emailを表示
という処理になります。
COALESCEは次のような用途でよく使われます。
- 画面表示用の値を設定
- NULLによるエラー回避
- 集計結果の整形
例えば、売上集計などでNULLが入ると
計算結果が崩れる場合があります。
そのような場合にCOALESCEを使うことで、
NULLを安全に処理できます。

NULLと空文字を同時に判定する
実務では、NULLだけではなく、空文字(”)も同時にチェックしたいことがあります。
その場合は、次のように書きます。
SELECT *
FROM users
WHERE email IS NULL
OR email = '';このクエリでは、
- emailがnULL
- emailが空文字
の両方のレコードを取得できます。
特に、外部システムから取り込んだデータではNULLと空文字が混在していることも多いため、このような条件は実務ではよく使われます。
NULL判定の実務での使いどころ
NULL判定は、実務でも非常によく使われます。
例えば、次のようなケースです。
- 未発送の注文を取得
- 未ログインユーザーの抽出
- 未処理データの確認
例として、発送されていない注文を取得するクエリを見てみましょう。
SELECT *
FROM orders
WHERE shipped_at IS NULL;このクエリでは、発送日時が設定されていない
「未発送の注文」を取得できます。
このように、NULLは
状態管理(未処理・未完了など)として利用されることが多いです。
SQLを書くエンジニアにとって、
NULL判定は基本でありながら非常に重要な知識といえるでしょう。
まとめ
PostgreSQLでNULLを判定する場合は、
専用の構文を使用する必要があります。
基本は次の2つです。
| 判定 | SQL |
|---|---|
| NULL | IS NULL |
| NULL以外 | IS NOT NULL |
また、NULL判定では次の点に注意しましょう。
= NULLは使えない- NULLは比較できない特殊な値
- COALESCEでNULLを置き換えることも可能
NULLの扱い方を理解しておくことで、
SQLのトラブルを防ぎ、より正確なデータ取得ができるようになります。
PostgreSQLを扱うエンジニアの方は、
ぜひ今回紹介したNULL判定を覚えておきましょう。
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