【MySQL】列を追加、削除、データ型変更を行う方法

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データベースを設計・運用していると、テーブルの列を追加したり、不要な列を削除したり、既存の列のデータ型を変更する必要が出てくることがあります。MySQLでは、こうしたテーブル構造の変更を簡単に行うことができますが、正しい手順を踏まないとデータ損失やパフォーマンスの問題を引き起こす可能性もあります。

本記事では、MySQLでの列の追加、削除、そしてデータ型の変更方法について、具体的な例も交えて解説していきます。これにより、データベース管理をより柔軟かつ効率的に行うための知識を深めていけますと幸いです。

列を追加する

MySQLでは、ALTER TABLEコマンドを使用して、既存のテーブルに新しい列を追加することができます。このコマンドを使うことで、テーブルのデータ構造を柔軟に変更することが可能です。

基本構文

列を追加するための基本的なSQL構文は次の通りです。

ALTER TABLE テーブル名 ADD 列名 データ型;

例えば、usersというテーブルに新たに「年齢（age）」列を追加する場合は、以下のように記述します。

ALTER TABLE users ADD age INT;

これにより、users テーブルに「age」という整数型（INT）の列が追加されます。

新しい列はデフォルトでテーブルの末尾に追加されますが、列の挿入位置を指定することもできます。

例えば、name 列の後にage 列を追加したい場合、次のように記述します。

ALTER TABLE users ADD age INT AFTER name;

また、新しい列をテーブルの最初に追加するには、FIRST キーワードを使用します。

ALTER TABLE users ADD age INT FIRST;

列を追加する際に、デフォルト値を設定することも可能です。たとえば、新しく追加するage列にデフォルトで「0」を設定したい場合は、次のように記述します。

ALTER TABLE users ADD age INT DEFAULT 0;

追加した列にデータをまとめてINSERTしたい場合は、下記の記事が参考になります。

列を削除する際は、列追加と同じくALTER TABLEコマンドを使用します。このコマンドにDROP COLUMN句を組み合わせることで、列を削除することができます。

ALTER TABLE テーブル名 DROP COLUMN カラム名;

例えば、usersテーブルからdeleted_atカラムを削除したい場合は、次のように記述します。

ALTER TABLE users DROP COLUMN deleted_at;

カラムを削除する際の注意点として、必ず事前にデータベースのバックアップを作成するようにしておきましょう。もう一点、削除するカラムがほかのテーブルの外部キーとして参照されている場合、エラーが発生します。事前に外部キーを削除するか、関連するテーブルの構造も変更する必要があります。

列のデータ型を変更する際は、こちらもALTER TABLEコマンドを使用します。この文にMODIFY句を組み合わせることで、指定したカラムのデータ型を変更できます。

ALTER TABLE テーブル名 MODIFY カラム名 新しいデータ型;

例えば、users テーブルのage カラムのデータ型を文字列型から整数型に変更する場合には、次のように記述します。

ALTER TABLE users MODIFY age INT;

MySQLでテーブルの構造を変更するALTER TABLE文は、非常に便利なツールです。しかし、誤った操作はデータの損失につながる可能性があるため、慎重に行う必要があります。

この記事がお役に立てましたら幸いです。

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