SourceTreeが急に起動しなくなった時の対処法を解説

SourceTreeは、Gitリポジトリの管理に便利なツールですが、時折、何らかの理由で突然起動しなくなることがあります。特にプロジェクト進行中に発生したりするとストレスですよね。

本記事では、SourceTreeが急に開かなくなった時に考えられる原因と、その対処法について解説します。こちらで紹介する対処法を参考にして、SourceTreeが開かなくなる現象の解決につながれば幸いです。

対処法の基本手順

SourceTreeが突然開かなくなった場合、まずは以下の基本的な対処法を試してみましょう。

PCを再起動する

多くのアプリケーションの問題は、PCを再起動するだけで解決することがあります。システムやアプリケーションが一時的に不安定になった場合、一度リセットすることで改善されることは多いです。

アプリケーションのアップデートを確認する

SourceTreeが古いバージョンの場合、新しいバージョンとの互換性問題が原因で動作しない可能性があります。最新バージョンにアップデートして問題が解消されるか試してみてください。アップデートの情報は公式サイトやSourceTreeの設定から確認できます。

設定ファイルをリセットする

SourceTreeが起動しない原因の一つに、設定ファイルの破損や不整合が考えられます。設定ファイルが正しく読み込まれないと、アプリが正常に動作しないことがあります。設定ファイルをリセットすることで、問題を解消できる場合があります。

筆者もSourceTreeが起動しない現象が起こった際に、この方法で解決しました。

設定ファイルの場所

設定ファイルが保存されている場所をWindows、macOSでそれぞれまとめます。

  • Windows
    C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Atlassian\SourceTree
  • macOS
    /Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/SourceTree

設定ファイルをリセットする手順

設定ファイルをリセットする手順を説明します。Windows、macOSどちらも同じ手順でリセットできるかと思います。画像はWindowsです。

1. 設定ファイルをバックアップする

まず、現在の設定ファイルを別の場所にコピーしてバックアップを取ります。これにより、設定を後で復元することが可能です。

2. 設定ファイルを削除する

下の画像の赤枠部のような長い文字の羅列になっているフォルダを削除します。これにより、SourceTreeが次回起動時に新しい設定ファイルを自動的に生成してくれます。

3. SourceTreeを再起動する

設定ファイルを削除した後、SourceTreeを再度起動してみます。これで設定が初期化され、問題が解決しているか確認します。

リセット後の注意点

設定をリセットすると、筆者の環境ではなかったのですが、リポジトリのパスや個別の設定が初期状態に戻るため、リポジトリを再度追加する必要がある場合があります。また、Gitの設定やSSHキーの登録などもやり直す必要がある可能性もありますのでご注意ください。

まとめ

SourceTreeが突然開かなくなった場合でも、基本的な対処法から始め、問題の原因を段階的に絞り込むことで、解決にたどりつくことができます。本記事では、まず再起動といったシンプルな対処法から、設定ファイルのリセット方法までの応用的なアプローチを紹介しました。

特に、設定やキャッシュの問題は頻繁に起こりやすいため、定期的にメンテナンスを行うことで、こうした問題を未然に防ぐことも可能です。また、Gitのバージョンや戦勝情報が関連している場合は、正確な設定を保つことが重要です。

これらの手順を試しても解決しない場合は、SourceTreeの再インストールも検討してみてください。しっかりとトラブルシューティングを行うことで、再びスムーズにSourceTreeを使用できるようになるはずです。

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