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近年、Webアプリケーションやデータ分析など、データベースの利用はますます広がっています。その中でも、MySQLとMariaDBは、オープンソースのRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)として広く知られています。
本記事では、この2つのデータベースの共通点と相違点をわかりやすく解説し、どちらを選ぶべきか悩んでいる方の参考となるよう、基本的な知識から具体的な比較までを網羅的に紹介します。
MySQLとMariaDBの違い
MySQLとMariaDBは、どちらも非常に人気のあるオープンソースのRDBMSですが、いくつかの重要な違いがあります。
歴史と開発
- MySQL
1995年にスウェーデンの企業MySQL ABというところで、開発されたようです。その後、2008年1月にOracleに買収されました。 - MariaDB
MySQLの主要開発者の一人が、Oracleによる買収がきっかけでMySQLをフォーク※として開発がされました。なのでMySQLとの高い互換性があり、よりコミュニティ手動で開発が進められています。
※フォーク:既存のソフトウェアプロジェクトのコピーを作成して、自分自身の変更を加えること。
ライセンス
- MySQL
GPLライセンスと商用ライセンスのデュアルライセンスを採用しています。商用利用の場合は、追加費用が発生する場合があります。 - MariaDB
GPLライセンスのみを採用しており、完全にオープンソースです。商用利用も無料で可能です。
性能
一般的に、MariaDBの方が、MySQLよりも新しい技術を取り入れており、性能面で優れていることが多いです。特に大規模なデータ処理や高負荷な環境下での性能に差が出る場合があります。また、両社ともストレージエンジンと呼ばれるDBの根幹となる仕組みとなるものが複数採用されていますが、デフォルトのストレージエンジンやサポートされているストレージエンジンに違いがあります。
機能
- 高い互換性
MariaDBはMySQLからフォークされたため、MySQLとの互換性が高いです。多くのSQL文や機能はそのまま利用できます。 - コミュニティ開発
MariaDBは、活発なコミュニティによって開発が進められており、ユーザからのフィードバックを迅速に反映させることができます。
どちらを選ぶべきか
基本的には、MariaDBになるかと思います。
理由は下記のとおりです。
- 高度な処理が求められる場合は、現状MariaDBが適している
- 商用利用するという面では、ライセンス費用の掛からないMariaDB一択になると思われる
- コミュニティのサポートや情報収集のしやすさでは、活発なコミュニティを持つMariaDBが有利
- MySQLもMariaDBも根本的な構文や関数等は同じなため、学習コストは同じ
まとめ
この記事では、MySQLとMariaDBとの違いについて解説しました。大きな違いとしては、商用利用となった際に、MySQLは費用が発生してしまう、MariaDBはオープンソースのため費用が掛からないといったところでしょう。
性能面もMariaDBの方が上とされていますので、これから勉強を始めようとしている方はMariaDBがおすすめかと思います。
ただ、どちらが自分に最適なデータベースであるかは、関わっているプロジェクトにより変わってきます。この記事が、少しでも参考になりましたら幸いです。
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