【PostgreSQL】PIDの確認と安全なkill方法を解説

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データベースの管理を行っていると、時折特定のクエリが長時間実行されたり、不要な接続が残ってしまうケースがあります。こうした状況が続くと、システムのパフォーマンスが低下し、他のクライアントに影響を与える可能性があります。

PostgreSQLでは、プロセスごとにPID(プロセスID)が割り振られており、これを確認して特定のプロセスを停止することで、こうした問題に対処することができます。

本記事では、PostgreSQLにおけるプロセスのPIDを確認する方法と、必要に応じてプロセスをkill(停止)する方法について詳しく解説していきます。

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PostgreSQLのプロセスとは

PostgreSQLは、データベースを効率的に処理するために複数のプロセスを使用します。これらのプロセスは、クライアント接続やバックグラウンドタスクを管理するために動作しており、各プロセスには一意のPIDが割り当てられます。

一般的に、PostgreSQLのプロセスは大きく分けて2つの種類に分類されます。

  • バックグラウンドプロセス
    データベースを安定的に運用するために必要なプロセスで、接続状態に関係なく動作します。代表的なプロセスには、チェックポイントを管理する「checkpointer」プロセスや、自動的にデータを保存する「autovacuum」プロセスなどがあります。
  • クライアント接続プロセス
    各クライアントがPostgreSQLに接続すると、クライアントごとに専用のプロセスが作成されます。これにより、クライアントのリクエストに応じてSQLの実行やデータの取得・更新が行われます。

PIDの確認方法

PostgreSQLで現在実行中のプロセスのPIDを確認するには、システムビューであるpg_stat_activity を利用します。このビューでは、接続中のクライアントごとのプロセス情報が一覧で確認でき、PIDに加えてユーザ名やクエリの状態などの詳細も取得可能です。

以下は、pg_stat_activity を使用してPIDを確認するクエリの例です。

SELECT pid, usename, application_name, state, query 
FROM pg_stat_activity;

このクエリを実行すると、現在の接続に関する以下のような情報が返されます。

  • pid
    プロセスID。各プロセスに一意に割り当てられる番号です。
  • usename
    このプロセスを実行しているユーザの名前です。
  • application_name
    クライアントアプリケーションの名前です。
  • state
    現在のプロセスの状態です。(active:実行中、idle:実行待機中)
  • query
    プロセスが実行中のSQLクエリが表示されます。

特定のプロセスをkillする方法

特定のクエリが長時間実行されていたり、不具合を引き起こしている場合、そのプロセスを手動で停止(kill)することができます。PostgreSQLでは、pg_terminate_backend() 関数を使ってプロセスを強制終了できます。この関数を使用することで、特定のPIDに対して終了指示を送ることが可能です。

例えば、PIDが12345のプロセスをkillしたい場合、以下のように書きます。

SELECT pg_terminate_backend(12345);

pg_cancel_backend()との違い

もう一つ似た関数として pg_cancel_backend() がありますが、こちらはプロセスを強制終了するのではなく、実行中のクエリをキャンセルする機能を持っています。クエリはキャンセルされますが、プロセス自体は引き続き稼働します。以下はpg_cancel_backend() の使用例です。

SELECT pg_cancel_backend(12345);

まとめ

PostgreSQLでのプロセス管理は、システムの安定性を維持するために非常に重要です。今回の記事では、PIDを確認する方法から、特定のプロセスをkillする方法までを詳しく解説しました。

本記事でご紹介した方法を適切に使用することで、不要なクエリやプロセスによるリソースの無駄遣いを防ぎ、データベースのパフォーマンスを最適化することができます。

PostgreSQLは、現場でも広く使われている信頼性の高いデータベースです。もしこれから本格的に学び、実務で通用する力をつけたい方には、RareTECHをチェックしてみてください。実案件ベースのカリキュラムで、あなたのスキルを次のステージへ引き上げてくれるはずです。

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