※ この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます
C#の学習をしていると、よく出てくる「プロパティ」と「フィールド」。
でも正直、最初はこの2つの違い、ちょっとわかりにくいですよね。
僕自身も「え、プロパティって変数のことじゃないの?」「getとsetがあるとなんかカッコよく見えるけど、実際なにが違うんだろう…」と混乱した覚えがあります。
とはいえ、このあたりの理解が曖昧なままだと、
クラス設計のときに「なんとなく書いてるけど、これでいいのかな…?」と自信を持てなくなってしまうんですよね。
本記事では、そんなモヤモヤをスッキリさせるべく、
を、やさしく丁寧に整理していきます。
ちなみに――
もしあなたが「エンジニアとして本気でキャリアを伸ばしたい」と思っているなら、
成長できる環境に飛び込むという選択肢も一つの手。
最近人気の転職サイト「ウズウズカレッジIT就職コース」や「クラウドリンク
」では、
現役エンジニアからの評判も高く、ブラックな案件を避けながらステップアップできる求人が揃っています。
この記事を読み終わった頃にでも、ぜひチェックしてみてくださいね。
フィールドとは?ただの変数との違いは?
まずは「フィールド」から見ていきましょう。
フィールドというのは、ざっくり言えばクラスの中に定義される変数のことです。
以下のような書き方を見たことがあると思います。
public class Person {
private string name;
}
この name
がフィールドです。
アクセス修飾子(この場合は private
)をつけて、クラス内部で使うための変数ですね。
フィールドは外部から直接アクセスされることは基本的にありません。
というのも、内部の状態をむやみに公開してしまうと、あとからの変更や管理が大変になるからです。
たとえば、こんなコードはあまりよくない書き方とされています。
よくない書き方
public class Person {
public string name; // 外部から直接アクセスできてしまうのでpublicではなくprivateを使用すべき
}
フィールドはなるべくカプセル化(=隠す)するのが基本。
そして、外部とやりとりするときはプロパティを使うのがC#の設計思想なんです。
プロパティとは?getとsetで何ができるの?
プロパティというのは、クラスの内部データ(フィールド)に対して、安全にアクセスするための「窓口」のようなものです。
たとえば以下のようなコード、見たことはありませんか?
public class Person {
private string name;
public string Name {
get { return name; }
set { name = value; }
}
}
このコードでは、name
というフィールドに対して、Name
というプロパティを通じてアクセスできるようになっています。
外部からこのクラスを使うときは、フィールドに直接触らずに Name
プロパティを経由することになるわけですね。
getとsetは何のためにある?
つまり、プロパティがあることで「値をどう読み出し、どう書き込むか」を細かく制御できるんです。

例:値をチェックしてから代入する
プロパティを使えば、「無効な値が代入されるのを防ぐ」といったこともできます。
private int age;
public int Age {
get { return age; }
set {
if (value >= 0) {
age = value;
}
}
}
このように set
の中で条件をつければ、年齢がマイナスになるのを防ぐといった実装も可能になります。
単なる変数ではこんなことはできませんよね。
これがプロパティの大きなメリットのひとつです。
プロパティは「家のドア」のようなもの
例えるなら、フィールドが「部屋の中にある金庫」だとしたら、
プロパティは「鍵付きのドア」です。
部屋の中(クラスの内部)にある大事な情報(フィールド)を、
きちんと鍵を通して(get/set)やりとりすることで、勝手に中を荒らされないようにしているんですね。
フィールドとプロパティの違いまとめ
ここまでの内容を読んで、「なるほど、プロパティってただの変数じゃなかったんだな」と感じた方も多いと思います。
でも「じゃあ、具体的にどう使い分ければいいの?」という疑問も、まだ残っているかもしれません。
そこで、ここではフィールドとプロパティの違いを、分かりやすく表にまとめてみます。
比較ポイント | フィールド | プロパティ |
---|---|---|
正体 | クラス内の変数 | get/setで囲んだ公開用の入り口 |
アクセス制御 | 基本的に private | 柔軟に public/private を使い分けられる |
バリデーション(値のチェック) | できない | set 内で可能 |
外部からのアクセス | 原則NG(直接触らせない) | OK(制御された形で許可できる) |
推奨される使い方 | クラス内部のデータ保存用 | 外部公開や変更ルールを定義する窓口 |
ざっくり言うと・・・
と覚えておくと、違いが感覚的にわかりやすくなります。
迷った時の指針
以下のように考えると、判断がぐっとラクになります。
- 外部から触らせたい ⇒ プロパティで公開
- 内部だけで使うもの ⇒ フィールドで保持
たとえば、「年齢」や「ユーザー名」など、
外のコードから設定したり取り出したい情報は、プロパティで管理するのが基本です。
逆に、計算用の一時的な変数や、クラス内でしか使わない情報はフィールドだけでOKです。
まとめ
C#を学び始めたとき、プロパティとフィールドの違いに戸惑うのは自然なことです。
でもその違いをしっかり理解しておくことで、より安全で意図の伝わるコードが書けるようになります。
簡単に言えば、「中身はフィールド、操作はプロパティ」という使い分けが鉄則です。
もし今、「学んだことを活かしてもっと実践的なスキルを磨きたい」と思っているなら、
環境を変えることも選択肢のひとつです。
成長を後押ししてくれる転職サービスとしては、たとえばこちら:
どちらも、ITに強く、ブラック案件を避けたい人に向けた選択肢です。
「学んだ技術をもっと活かしたい」「今の職場ではちょっと限界かも…」と感じている方は、一度チェックしてみてくださいね。
コメント