【C#】数値をカンマ区切りにする方法をわかりやすく解説!【ToString】

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C#でアプリケーションを開発していると、数値を「1,000」や「1,000,000」のようにカンマ区切りで表示したいということがあるかと思います。特に金額や人数、データ件数など、大きな数値を見やすく整形するのはユーザーにとっても重要なポイントです。

本記事では、C#で数値をカンマ区切りにする方法について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。基本的なToStringメソッドの使い方から、応用的なフォーマット方法まで、丁寧に紹介していきます。

ToString(“N0”)を使った方法(基本編)

C#で数値をカンマ区切りで表示する最もシンプルな方法は、ToStringメソッドに書式指定文字列 "N0" を渡す方法です。

"N"は「数値(Number)」を表す書式指定子で、後ろの0は「小数点以下を0桁にする」という意味です。つまり、小数点以下を表示せずに、整数部を3桁ごとにカンマ区切りで表示してくれます。

int number = 1000000;
string formatted = number.ToString("N0");
Console.WriteLine(formatted); // 出力:1,000,000

このように、ToString("N0") を使うだけで、簡単にカンマ区切りの表記ができます。小数点以下の表示が不要な場合には、この方法が最も手軽です。

String.Format を使った方法

もう一つの代表的な方法として、String.Formatメソッドを使ってカンマ区切りにする方法があります。こちらもフォーマット文字列に "N0" を指定することで、数値をカンマ区切りで整形することができます。

int number = 1234567;
string formatted = String.Format("{0:N0}", number);
Console.WriteLine(formatted); // 出力:1,234,567

この方法では、文字列の中にプレースホルダ({0}など)を使って、複数の値を組み合わせて表示することができるため、柔軟性があります。

int apples = 1500;
int oranges = 2350;
string message = String.Format("りんご: {0:N0}個、オレンジ: {1:N0}個", apples, oranges);
Console.WriteLine(message); // 出力:りんご: 1,500個、オレンジ: 2,350個

このように、String.Formatを使えば、文章の中に数値を自然な形で組み込むことができて便利です。

複数桁や少数のフォーマット(応用編)

これまで紹介した "N0" は小数点以下を表示しないフォーマットでしたが、小数を含む数値をカンマ区切りで表示したい場合には、小数点以下の桁数を指定することができます。

たとえば、小数点以下2桁まで表示したい場合は "N2" を指定します。

double price = 12345.678;
string formatted = price.ToString("N2");
Console.WriteLine(formatted); // 出力:12,345.68

このように、"N"の後ろに続ける数字が、小数点以下の桁数になります。

他の例

  • "N1" → 小数点以下1桁
  • "N3" → 小数点以下3桁
  • "N0" → 小数点以下を表示しない(整数のみ)

小数点の丸め(四捨五入)も自動で行ってくれるので、金額や割合、平均値などの表示にもとても便利です。

まとめ

今回は、C#で数値をカンマ区切りで表示する方法について解説しました。

数値のカンマ区切り表示は、ユーザーにとっての見やすさや操作性に直結する大切な要素です。用途に応じて、適切な方法を選んで活用してみてください。

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