エンジニアが本当に疲れたときに試してよかった7つの回復法【限界前に読んで】

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「最近ずっと疲れてる気がする・・・」

そんなふう感じたこと、ありませんか?
エンジニアという仕事は、頭をフル回転させるぶん、知らず知らずのうちに心も体も消耗していきます。

私自身も、コードを書くのが嫌いになったわけじゃないのに、気づけば画面を見るのもしんどくなっていて。それでも「まだ頑張れるはず」「自分だけじゃない」と、自分を追い込んでいました。

でも、ある時ふと思ったんです。
「これ、本当に回復できてる?」って。

それからは、根本的に”疲れを癒す”ための方法をいろいろと試してみました。

今回はその中でも、「これは本当に効果があった!」と感じた7つの習慣を、体験ベースで紹介します。

この記事が、今ちょっとしんどさを感じているエンジニアのあなたにとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

1. 小さな「達成感」が得られる趣味を持つ

疲れが溜まっている時って、「何をしても満たされない」と感じることが多いですよね。

エンジニアの仕事って、成果が形になるまでに時間がかかるし、「終わった感」を得にくいです。だからこそ、小さな「達成感」が得られる趣味を持つことで、プライベートで”小さくても完成するもの”に触れることが、心のリハビリになります。

こんな趣味がおすすめ

料理

  • 自分で一から作ることで、「達成感」が得られる
    →材料を切って、炒めて、味付けして・・・完成した料理を食べる喜びは格別
  • 五感を使う作業が脳のリフレッシュになる
    →食材の色・香り・手触りに集中することで、頭の中のモヤモヤが晴れやすい
  • 料理の手順を考えたり工夫したりすることで、脳が違う部分を使う
    →プログラミングとは違う創造的な刺激が疲労回復に役立つ
  • 出来上がった料理を家族や友人とシェアすれば心も満たされる
    →会話や感謝の言葉が疲れを軽くしてくれる

はじめは動画や本を見ながら、料理のコツを学んでいくのがおすすめです

DIYや手芸

  • 小さな材料セットから気軽に始められる
    →100均の材料や初心者キットで十分楽しめる
  • 無心で手を動かすことで、頭の中が整理される感覚がある
    →作業に集中するうちに悩みや疲れが一時的に薄れることも多い
  • 完成品が目に見える形になるので達成感が味わえる
    →編み物のマフラー、刺し子の小物、簡単な木工品など種類豊富

材料は、100均だけでも十分揃うので、まずはそこから始めてみるのがおすすめです。

大人のぬり絵

  • 頭を使わず没頭できる
  • 描き終わると「額に入れて飾りたくなる」レベルの美しさ

2. 人と話す時間を意識的につくる

エンジニアの仕事は、基本的に一人で黙々と作業する時間が多く、人と話す機会が少ない職種の一つです。
リモートワークや個人作業が増えると、なおさら”誰とも喋らない日”が当たり前になってしまいがちです。
一見それで問題ないように思えても、実は「話さない状態」が続くと心の疲れが溜まりやすくなると言われています。

なぜ「話すこと」が疲労回復につながるのか?

  • 言葉にすることで気持ちが整理される
    →考えが頭の中でぐるぐるしている状態を、言葉に出すことで落ち着かせる効果がある
  • 誰かと繋がっている感覚が安心感につながる
    →単なる雑談でも、人との関係性を感じることで孤立感や不安が軽減される
  • 悩みや疲れを話すだけでストレスが軽くなる
    →相手の反応がなくても、「声に出す」だけでスッキリすることがある。
  • 会話の中で自分の感情や思考のクセに気づける
    →自分だけでは気づかなかった”疲れの原因”が見えてくることも。

話すために無理なくできる工夫

  • 10分だけでも誰かに電話する(家族・友人・同僚など)
    →内容は何でもOK。「今日ちょっと疲れたなー」くらいで十分
  • オンライン雑談・もくもく会に参加する
    →匿名性が高く、気楽に話せる場も増えている
  • 日報やチャットに「一言つぶやき」を加えてみる
    →無理に会話を広げなくても、”声を出す入り口”になる

この「一言つぶやき」は、コミュニケーションが希薄になりがちなチーム環境でも、“ちょうどよい距離感のやり取り”を生み出すコツです。
それだけでも、どこか気持ちが和らいだり、自分の状態に気づくきっかけになったりします。

3. 仕事と関係ない本を読む

エンジニアに限らず、疲れている時ほど「何か役に立つことをしなきゃ」と思ってしまう人は多いものです。
しかし、そうした意識がかえって心の回復を遅らせてしまうこともあります。

そんな時こそ、「役に立たないこと」にあえて触れる時間が、頭と心のリセットに効果的です。

疲れているときにおすすめの本のジャンル

  • エッセイ・随筆
    →気負わず読めて、人の感じ方に共感できる。気持ちがゆるむ
  • 旅行記や食べ物に関する本
    →想像するだけで癒される。読み終える頃には気持ちが少し軽くなっていることも
  • 詩や写真集など、文字数の少ない本
    →読まなくても”めくるだけで気分転換になる”タイプの本

4. 思い切って有給をとる

疲れがたまっていると感じていても、「忙しいから」「迷惑がかかるから」といった理由で、有給休暇をとるのをためらってしまう人は少なくありません。
ですが、本当に疲れているときこそ、意識的に休むことが必要です。

休むことで得られるリセット効果

  • 思考のノイズが減って、自分の状態に気づける
  • 常に張り詰めていた緊張感がゆるむ
  • その場しのぎではなく、根本的なリフレッシュになる

有給を”気まずくなくとる”ためのコツ

  • 仕事の状況を軽く共有してから申請する
    →「この日だけは自分のリズムを整えたいです」と一言添えるだけで印象が変わる
  • 「疲れたから休みます」と素直に言える環境を意識してつくる
    →自分がそうすることで、周囲も気楽に休みやすくなる
  • 目的のない休みを取ることに罪悪感を持たない
    →「予定がないから働けるでしょ?」という発想から少し距離を置く
  • 直前ではなく、早めに予定を立てておく
    →周囲への配慮もでき、安心して休める

「疲れてから休む」のではなく、「疲れきる前に休む」。

これを意識できるようになると、長く健やかに働くための“下地”が整います。
有給は“特別な日”ではなく、“生活の一部”として使ってみてください。

5. スマホを見ない時間をつくる

現代人の疲れの多くは、”脳の疲労”が大きな割合を占めていると言われています。
特にスマートフォンから得られる情報量は膨大で、気づかないうちに脳がずっとフル稼働している状態になってしまいます。

だからこそ、意識的に”スマホから離れる時間”をつくるだけで、心身が軽くなることがあります。

実践しやすい”スマホ断ち”の工夫

  • 寝る前の30分だけはスマホを見ないルールをつくる
    →ブルーライトを浴びないことで、睡眠の質もアップする
  • タイマーをかけて「今だけオフ」タイムをつくる
    →たった15分スマホを触る時間を減らすだけでも、脳にとっては大きな休息になる
  • スマホを”物理的に見えないところ”に置く
    →机の引き出しや別の部屋など、手が届かない場所に置くだけで意外と触らなくなる
  • 通知を思い切ってオフにする
    →プライベートアプリの通知だけでも切っておくと、疲労感がグッと減る

スマホは便利な道具ですが、ずっと手元にあることで「休めなくなる」要因にもなっています。

疲れを感じたら、いったん距離を取ってみる。
それだけで、思っている以上に気持ちが整うことがあります。

6. 自分の疲れているサインを知っておく

疲れは、目に見える形で現れにくいため、「まだ大丈夫」と無理を重ねてしまいがちです。

しかし、自分にしか分からない”微細なサイン”に気づくことができれば、本格的にしんどくなる前にリカバリーできる確率がグッと上がります。

よくある「自分の疲れサイン」の例

  • 集中力が続かず、何度も同じところを読み返す
  • なぜかイライラする・小さなことに反応しやすくなる
  • 食事や睡眠に変化が出る(食欲がない/寝つけないなど)
  • 音や人の声がうるさく感じる
  • SNSや動画にだらだら逃げがちになる

チェックしやすい工夫

  • 気になることをメモしておく
    →「最近〇〇が増えた気がする」など、ちょっとした変化を記録
  • 週に1回、体調・気分・行動パターンを振り返る時間をつくる
    →変化に気づく習慣がつけば、疲れを放置しにくくなる
  • 「これが出たら要注意」という自分ルールをつくっておく
    →例:「夜のスマホ時間が2時間を超えたら黄色信号」

「頑張りたい」気持ちは大切ですが、それを長く続けるためにも、“そろそろ休もう”のサインを自分で拾ってあげることが必要です。

自分の疲れパターンを知っておくことは、エンジニアとしてだけでなく、生活を整える力にもつながっていきます。

7. 働く環境を見直してみる

どれだけ自分で工夫を重ねても、「何だかずっと疲れている」「頑張っても楽にならない」と感じる場合は、そもそも働いている環境そのものが合っていない可能性も考えるべきです。

環境が疲れをつくり出している例

  • 毎日のように残業があり、回復の時間が取れない
  • ミスが許されない雰囲気で常に緊張している
  • 意見が通りにくく、やりたいことができない
  • 周囲に相談できる人がいない/孤立しがち
  • 技術や働き方のギャップに悩んでいるが、改善の兆しがない

環境を変える選択肢を持つことの大切さ

  • 今の場所が「すべて」ではないと知るだけでも、心が軽くなる
  • 「辞めるか、我慢するか」だけではない選択肢がある
  • 本当はもっと自分に合った働き方が見つかる可能性がある

疲れた今こそ、立ち止まって未来を考えるタイミング

「疲れているときに転職のことなんて考えられない」と思うかもしれませんが、逆に“心と体が悲鳴を上げている今こそ”、見直すべきタイミングです。
もし、「この先もこの働き方が続くのか…」と不安になったなら、一度立ち止まって、他の選択肢に目を向けてみる価値は十分にあります

ITエンジニア向けの転職サービスも活用を

「もっと穏やかに働ける職場はないだろうか?」
「スキルを活かして、リモート中心で働ける環境に移りたい」

そんな希望を持っているなら、今すぐ転職しなくても、まずは情報を集めるだけでもOKです。

ITエンジニアに特化した転職サイトでは、無料でキャリア相談だけ受けることもできます。
こちらの記事でおすすめのIT転職サイトを紹介していますので、気になったらぜひご覧ください。

「自分のせい」だと思っていた疲れが、
実は「環境のせい」だった、ということはよくあります。

自分の心と体を守れるのは、最終的には自分だけです。
無理を続ける前に、“選び直す勇気”を持つことも、エンジニアとしての大切な力です。

まとめ:疲れた自分に、やさしくすることから始めよう

エンジニアとして働いていると、
「頑張り続けるのが当たり前」
「ミスは許されない」
「疲れているなんて言っていられない」
――そんな無言のプレッシャーに、気づかぬうちに心や体がすり減っていることがあります。

でも、疲れを感じたときに必要なのは、もっと頑張ることではありません。
自分に合った休み方を知って、それを許してあげることです。

この記事で紹介した7つの方法は、すべて「すぐにできる」「無理がない」「少しでも心が軽くなる」ことを基準に選びました。

  • 小さな達成感を得る
  • 人と話す
  • 本を読む
  • 有給をとる
  • スマホから離れる
  • 自分の疲れに気づく
  • 働き方を見直す

どれかひとつでも、今のあなたの疲れにフィットするものがあれば、ぜひ試してみてください。

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